Nakamoto Packs

中本パックス株式会社



経営情報

株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 河田 淳

株主の皆様には日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和や海外からの入国制限が解除されたことにより、人の移動量が大幅に増加し、経済活動の正常化が進み回復基調にあります。しかしながら、不安定な国際情勢や円安が常態化し、原材料や資源価格の高騰を背景にした小売価格の上昇が家計に影響を及ぼし、国内景気の先行きは依然不透明な状況が続くと見込まれます。当社グループの事業活動も、エネルギー価格高騰による製造コストの上昇やサプライチェーンの混乱による影響を受けており、厳しい状況で推移しております。

このような状況の下、「環境経営と改善活動の推進、原点回帰でお客様満足度を最大化する」をスローガンに、環境への負荷を低減できる開発製品の販売、原価低減、生産効率・品質の向上に注力いたしました。

当連結会計年度の経営成績は、食品関連では農産物などのフードパック・冷凍食品が好調に推移し、環境対応包材であるラベルレスサーマルトップシールの受注が増加しました。また、生活資材関連も収納商材や季節商材が増加したことにより、売上高は44,362百万円(前期比2.9%増)となりました。しかし、インキ代や光熱費などの製造コストの上昇により、営業利益は1,815百万円(同4.1%減)、経常利益は2,341百万円(同6.1%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、MICS化学株式会社の株式公開買付けや連結子会社であるエヌ・ピー・ジー・ジャパン株式会社の株式譲渡を決議したことに伴い特別損失を計上し1,057百万円(同17.7%減)となりました。

昨年事業譲受した中本Fine Pack株式会社の山梨工場や子会社化したMICS化学株式会社に関しましては、更なる利益貢献を見込んでおります。引き続きM&Aも含めた積極的な投資を行い、特定分野に偏らず多様な分野へ展開する全天候型経営により、「中期経営計画2024」の実現を目指してまいります。

株主の皆様には、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。



  1. このページの先頭へ

Nakamoto Packs Co.,Ltd.
© Nakamoto Packs Co.,Ltd. All rights reserved.